30年以上医師をとして働いていますが、いつも意識しているのは「謙虚でいる」ということです。
私たちは医療を提供し、患者さんにはそれを受容してもらうという立場にあるからこそ、謙虚でいることが、患者さんとの間に変な垣根を作ることなく患者さんから何でも相談していただける関係になるために必要なことだと思っています。
大きな病気や怪我の患者さんには「大丈夫ですよ」と伝えてあげたいのですが、なぜ大丈夫なのかをきちんとお話ししたうえで、同時に望ましくない事実も私の見解として正直にお伝えするようにしています。そこからが、私たちと患者さんとが、ともに立ち向かっていく治療のスタートだと考え日々、診療を行っています。