当科を受診される患者さんの多くは頭痛でお悩みで、その9割は問診での診断が可能ですので、患者さんの生活や仕事の状況、睡眠時間や食事内容などまで丁寧に聴き取って、その原因を探り、必要な場合には頭部CTやMRI検査を行って可能な限り早いうちに通常の生活ができるよう迅速な診断と治療を心がけています。
頭痛やめまいなどの症状は、患者さんに大きな不安を生じさせますので、聴き取り、検査、治療の際には、その不安を感じさせるような言葉を避け、落ち着いた声で丁寧な説明をするように努めています。
自分自身が健康で家族と良好な関係になければ、患者さんの治療や必要なコミュニケーションもできないと考えていますので、その点に留意するとともに、社会情勢や機器の進歩なども病気の原因となることがあるため、常に情報収集するようにしています。