臨床工学技士
医学と工学、2つの知識で医療の一翼を担います
私たち臨床工学技士は、治療や手術での立会いなど、手術等が円滑におこなわれるよう看護師とともに直接または間接介助をおこなっています。
専門領域では、心臓カテーテル室での機器や、HCUでの血液浄化や人工呼吸器管理などもおこなっています。また、輸液ポンプやシリンジポンプを中央管理化し、院内のME機器を保守管理するための取組みをおこない、患者さんに関わるチームの一員として常に知識・技術の向上を目指します。
やりがい
患者さんの生命をつなぎとめる重要な機器を扱う仕事なので、安定した絶対的な確実性が求められます。責任も大きく、重圧を感じることもありますが、無事に終えられたときは何物にも代えがたい達成感があります。
患者さんから感謝のお言葉や笑顔をいただいたとき、共にチームとして治療にあたる医師や看護師から信頼を得られたとき、本当のやりがいを感じます。
透析を通じて心と技術を磨き、患者さんへの健康・安心を
患者さんが安心して透析を受けられるよう透析機器の日常点検やメンテナンス・水質管理・物品管理・透析条件の検討などをおこなっています。臨床工学技士といえば機械を見ることばかりと思われがちですが、患者さんと接する機会も多く、患者さんを看ることも重要な業務です。
また、透析室ではよりよい透析をおこなえるよう定期的にカンファレンスを実施し取り組んでいます。
とてもチームワークが良いのが自慢です。
やりがい
透析はほとんどの場合、一度導入すれば一生おこなっていかなければいけません。透析を導入されたばかりの患者さんから、30年余り長期透析されている患者さんまでいらっしゃいます。
そのため、患者さんの年齢や状態にあった透析条件を検討するとともに、患者さんへの自己管理指導も大切になります。
自分がおこなった指導や透析条件の変更により、週3回笑顔で来院され笑顔でお帰りになる患者さんを見ると、やりがいを感じます。