社会医療法人 鴻仁会 岡山中央病院

外来受付 8:30~11:30 13:30~15:30
外来診療 9:00~12:30 14:00~16:00
  • ※土曜日の午後・日曜日・祝日は休診
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整形外科

外来担当表

整形外科

午前 一般 津島 梅原 中原 東條 中原 担当医
脊椎脊髄 中原 中原 担当医
肘肩
スポーツ
島村
午後 一般 堀田
13:30~
中田
13:30~
島村 中原 中原
脊椎脊髄 中原
肘肩
スポーツ
島村 島村

特徴

岡山県内の病院の各分野専門医と連携し「最も負担が少ない治療」を目指します

当科ではMRIやCT等による正確な画像診断、治療方針の決定のもと、最善の治療を提供いたします。専門である脊椎脊髄外科では内視鏡手術などできるだけ低侵襲で患者様の負担が少ない手術を心がけております。痛みの治療では投薬治療に加え、必要に応じて各種ブロック注射も行っておりますので、痛みやしびれなどでお困りの方がいらっしゃいましたらご相談ください。また救急部と連携して外傷の治療にも幅広く対応できる体制を整えております。当院だけでは対応困難な疾患でも近隣公的病院の各分野専門医と連携して適切な治療をご提供いたします。

整形外科ドクターの紹介(非常勤含む)

実績

2018年度2019年度2020年度2021年度2022年度2023年度
外傷 骨折手術
(偽関節手術含む)
上肢 48 60 47 95 91 71
下肢・骨盤 66 100 95 114 137 123
その他(創外固定含む) 3 4 8 6 31 29
関節 鏡視下肩手術 0 2 1 47 35 41
鏡視下手術その他 0 7 6 8 17 10
骨盤骨切り 0 0 0 0 0 0
下肢骨切り 0 0 0 0 0 0
人工関節 股関節(THA) 9 11 9 16 12 5
膝関節(TKA・UKA含む) 5 9 10 20 25 22
肩関節(TSA・リバース型含む) 0 0 0 4 7 7
その他 0 0 0 1 2 0
その他 0 1 8 10 6 1
脊椎・脊髄 頚椎 頚椎前方固定術(ACIF) 6 2 3 7 3 3
椎弓形成術 4 4 9 5 0 0
後方固定術 2 1 2 2 4 1
胸椎 前方後方固定術 3 0 0 0 0 0
後方固定術 3 6 5 2 5 11
経皮的椎体形成術(BKP) 0 11 21 16 17 21
その他 1 0 1 1 1 0
腰椎 内視鏡下腰椎椎間板摘出術(MED) 24 25 29 20 13 20
経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術(PED) 1 2 2 1 1 2
内視鏡下椎弓切除術(MEL,ME-MILD) 10 19 22 13 15 11
脊椎後方固定術(PLIF,TLIF) 13 14 16 32 20 28
脊椎前方固定術(OLIF) 2 2 3 4 2 3
経皮的椎体形成術(BKP) 21 17 36 36 33 48
脊椎・脊髄腫瘍 0 0 2 0 1 0
その他 8 4 13 20 17 26
腫瘍 9 13 13 8 15 22
絞扼性神経障害(肘部管、手根管症候群含む) 8 1 11 8 9 17
ばね指 6 7 12 20 17 19
2 1 0 1 4 1
先天奇形 0 0 0 0 0 0
その他 0 2 3 1 7 3
足関節・足 24 1 7 5 5 2
切断 0 0 0 0 0 0
感染 0 7 10 6 5 3
抜釘・その他 22 50 53 49 60 74

肩・肘・スポーツ専門外来

2021年4月から肩・肘・スポーツ専門外来を開設しました。


スポーツによる関節障害や加齢に伴う肩、肘等の痛み全般を専門的に治療します。
専門医の診察と高性能MRIによる確実な診断、低侵襲な関節鏡手術や自己再生を促進するPFC-FD療法、リハビリテーションなど総合的な治療が可能です。

※予約受付中。(2021年4月5日より診療開始)

外来診療日
月曜 午後
火曜 午後
金曜 午前

主な疾患
1. 肩腱板断裂
肩の痛みは肩関節周囲炎と診断され長く痛みが続いてしまっていることが多いのですが、その中には、腱板断裂などによるものが多く含まれています。その場合、MRIなどで精査をして治療方針を決めていく必要があります。痛みや可動域制限がひどい場合は 関節鏡下腱板縫合術を行います。
2.投球障害肩
野球やバレーボール、テニスなどオーバーヘッド動作でボールを投げたり、打ったりする時に疼痛を生じるスポーツ障害です。投球などのオーバーヘッド動作時に疼痛を生じます。治療はリハビリテーションが中心で、肩肘に負担のかからない全身を使ったフォームを習得できるようなコンディショニング作りから始めます。関節唇損傷など肩関節に損傷部位がある場合は関節鏡視下手術が必要になる場合もあります。
3.野球肘
投球時に肘内側、外側、後方などに痛みが出ます。離断性骨軟骨炎、肘頭骨端線離開、肘頭疲労骨折、側副靭帯損傷などの病態があります。治療はリハビリテーションが中心で、肩肘に負担のかからない全身を使ったフォームを習得できるようなコンディショニング作りから始めます。場合によっては手術が必要になることもあります。

担当医
島村好信(H12年卒)
専門:上肢スポーツ、肩、肘
資格:日本スポーツ協会認定スポーツ医


PFC-FD療法


当院では人が生まれながらに持っている、自然治癒力を利用した再生医療であるPRP療法(多血小板血漿療法)を進化させたPFC-FD療法を行っております。
PFC-FDには組織再生を促進する多数の成長因子がPRP療法の2倍以上含まれ、損傷部分の早期治癒や痛みの緩和など高い効果が期待できます。

(画像 セルソース Processing of PFC-FDより)



PFC-FDは患者さん自身の血液から作られたものなので、アレルギー反応などのリスクも少なく、また関節腔内注射のため外来で施行できます。

治療は保険適応外のため自費になりますが、
・治癒速度が上がる
・治りにくい部位の組織再生を促す
・組織の柔軟性が回復する
・痛みを和らげる

といった効果が期待されます。※治療の効果には個人差があります。

慢性的な痛みに悩まれている方、色々な治療を試したが効果が得られなかった方や、手術に抵抗がある方にとって、新たな治療の選択肢の一つになっています。

【PFC-FD療法 料金】
血液検査のみ    : 15,000円
血液検査料・治療費 :150,000円(1部位につき)


セルソース 血液由来加工受託サービス
https://www.cellsource.co.jp/service/regenerative/blood/


脊髄低侵襲手術のご紹介

腰椎椎間板ヘルニア
(ようついついかんばん)

PELD(経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術)

PEDは、約7mmの切開で直径7mmの内視鏡を挿入し、その操作管の中に3mmの小鉗子などを挿入してヘルニアを摘出する、腰椎椎間板ヘルニアの最小侵襲手術です。局所麻酔による手術で、内視鏡画像をモニターに拡大して行います。手術時間は1時間ほどです。手術当日に歩行開始でき、最短で翌日退院できます。
(L5/Sのヘルニアや上下に大きく脱出したヘルニアは適応になりません。)

腰の側方から内視鏡を挿入

術前

術後

術前

術後

MED(内視鏡下腰椎椎間板摘)


腰椎椎間板ヘルニアに対して全身麻酔で行う約1 時間程度の手術です。約2cmの切開創で16mmま たは18mmの操作管を挿入し、その中に内視鏡や小 鉗子などを挿入します。椎弓の内側と黄色靭帯を一 部切除して神経を避けてヘルニア、椎間板を直接確 認してヘルニアを摘出します。コルセットを着けて手術翌日から歩行リハビリを開始し、約1週間入院になります。

円筒形開創器を用いた内視鏡

術前

術後

術前

術後

腰部脊柱管狭窄症
(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)

MEL(内視鏡下腰椎椎弓切除術)
ME-MILD(内視鏡下筋肉温存型腰椎椎弓切除術)


腰部脊柱管狭窄症に対し、MED(内視鏡下腰椎椎 間板摘出術)に準じた内視鏡を使用し、狭くなった脊 柱管を広げる手術方法です。約2cmの切開創で 16mmまたは18mmの操作管を挿入し、その中に内 視鏡や小鉗子、ハイスピードバーなどを挿入します。 椎弓を削って肥厚した黄色靭帯を摘出し神経の圧迫を取り除きます。MELは正中から1cmほど外側を約2cm切開して侵入し両側を除圧します。上位腰椎や椎間関節が立っている場合などは正中の棘突起間から棘突起を削って脊柱管内に進入するME-MILDを行います。コルセットを着けて手術翌日から歩行 、リハビリを開始し約1週間の入院になります。

内視鏡により狭くなった脊柱管を広げる

肥厚した黄色靭帯を摘出

腰椎変性すべり症、腰部脊柱管狭窄症
(不安定性がある場合)

MIS-PLIF, TLIF(最小侵襲腰椎椎体間固定術)

従来法に比べて小さな切開で背骨の後ろ側の椎弓や椎間関節を黄色靭帯とともに切除して神経の圧迫を取り除きます。神経を避けて椎間板の中を取り 除き代わりに切除した骨を小さく粉砕して充填しま す。また椎間板の高さを保つためにケージと言われるスペーサーに骨を詰めて挿入します。次に椎弓根スクリューを4本それぞれ1.5cmほどの切開で挿入しスクリューの頭をロッドで連結して固定します。コルセットを着けて手術翌日から 歩行、リハビリを開始して2週間程度で退院になります。

術前

術後

術前

術後

OLIF(後側方進入椎体間固定術)


側臥位で側腹部を4cmほど斜めに切開して後腹膜腔に入り椎体の横から椎間板を切除します。大きなスペーサーに腸骨などから採取した骨を充填して挿 入します。大きなスペーサーを挿入することで椎間板後方の靱帯の弛緩が改善し、すべりなども戻るため脊柱管が広がり間接的な除圧が可能です。後方から椎弓根スクリューを4本それぞれ1.5cmほどの切開で 挿入しスクリューの頭をロッドで連結して固定します。コルセットを着けて手術翌日から歩行、リハビリを開始して2週間程度で退院になります

術前

術後

術前

術後

アクセス

所在地岡山県岡山市北区伊島北町6−3

無料駐車場

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