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ESWL:結石破砕装置

ドルニエ社製、エダップテクノメド社製それぞれの破砕装置2台を効果的に用いることで、多様な結石治療に対応し、当日の治療待ち時間も大幅に低減されています。

岡山中央病院の結石破砕装置の機種

1. Lithotripter D(ドルニエ社製)

Lithotripter D (Dornier)ESWLの機器としては世界で一番採用されているESWLのパイオニアであるDornier社特有の破砕力が魅力です。衝撃派のヘッドの位置も自在に動かせるため、結石の位置にかかわらず、患者さんは仰臥位での治療が可能であることもこの機種の優れた点の一つです。

2. ソノリス アイシス(エダップテクノメド社製)

LITHOSTAR Multiline(SIEMENS)ソノリス アイシスは小さい焦点領域で他臓器への影響を軽減し安全性が高い機種です。同時に破砕時の疼痛も少ないことも特色で、破砕力を高めて治療をすることが可能です。焦点深度も深いため、体格に関わらず破砕治療が適応となる可能性が高くなっています。

結石破砕装置の写真 昭和62年8月に体外衝撃波による腎・尿管結石破砕治療(ESWL)機器を導入して以来、尿路結石の治療に力を注いできました。

導入初期には皆様に入院していただいていましたが、今では外来治療へ移行し、昨年は700例中ほとんどの方が外来で治療されています。外来治療は、月曜〜金曜の外来時間内受診であれば、治療が必要な方にはその日中に対応する体制をとり、お待たせしないよう心がけています。

入院でESWL治療をされるのは、高齢あるいは脊髄損傷などの傷害で通院が困難な方・抗凝固剤(血液がサラサラになる薬)を中止できない方・結石が非常に大きく、他の追加治療が必要な方・尿路感染症が長引いている方などがあげられますが、この方たちも順調に軽快、治癒し退院しています。

約85%の方はESWL単独での治療が可能ですが、残り15%の方には他の治療法(尿道から内視鏡を挿入し、尿管結石を砕石、摘出する方法:TUL、背中から腎臓を穿刺して拡張し、内視鏡下に結石を砕石、摘出する方法:PNLなど)が必要になることがあります。当院ではTULが年間100〜110例、PNLが10例程度行われています。

尿路結石は長時間尿管を閉塞した場合や、その成分によってESWL治療が効果をあげることのできない場合もありますが、年間700例を超える治療経験を生かし、できるだけ早く結石から解放されること、また再発を防ぐ指導にも取り組んでまいります。