わたしたち、岡山中央病院の職員は当院をご利用いただく患者さんおよびご家族に対して次のように接するようにいたします。

お一人おひとりの患者さんを、個別に敬意を持って受け入れます。

1　当然のことながら、あなた個人の「知る意思」が最も尊重されます。（ご家族の意思とあなた個人の意思が異なった場合、あなた個人の意思が尊重されます）
2　わたしたちは、検査・診断・治療計画（医師の治療計画・看護師の看護計画・食事療法など）・合併症・副作用などについて、いろいろな資料を使って分かりやすく説明します。
３　この際、主治医・受持ち看護師など医療関係者の説明が分かりにくい場合、分からなかった場合、疑問がある場合、特定の希望がある場合には、ご遠慮なくお申し出ください。
4　納得いかないままに受けた検査や治療は、良くない結果を招きかねません。入院・退院・手術・リハビリテーションなどの治療方針決定の際には、わたしたちは医療上の判断に基づいてあなたと一緒に考えていきます。
5　最終的な治療方針の決定はあなたの選択や決断を優先します。しかし病院は社会的資源であり、その効率的利用は国民一人ひとりの責務です。その意味から医学的に判断して不必要と考えられる入院はお断りします。
6　あなたの選択や決断をわたしたちに尊重してもらえないと感じた場合、あなたはそれに関わる医療関係者の医療サービスを拒否することができます。
7　必要や希望があれば、適切な医療機関に紹介します。
8　あなたに研究の途上にある薬をおすすめする場合には、治療内容や従来の治療方法との違いなどについて、前もって十分な説明をします。その上で納得できない場合は、その治療を拒否することができます。拒否することによって不利益を被ることは決してありません。

1　皆さんからわたしたちにご指摘いただきました事項（例えば「聞聞ボックス」に寄せられたご意見など）は、すべて公表し改善の方針を明示します。
2　第三者による医療評価の内容についても、同様にすべて公表し対応策についても明らかにします。
３　病院の運営に関する情報も、できるかぎりお知らせします。

1　あなたの健康に関連する事項や過去の病気のこと、現在ほかの医療機関で治療中のことなどは、これからの治療に必要な情報です。必ずわたしたちにお知らせください。
2　あなたの治療計画を理解できないとき、または納得できないときは、そのことをわたしたちにお知らせください。
３　治療中に、あなたの心や体の状態に変化が起こったり、治療計画に沿えなくなったりしたときには、そのことをわたしたちにお知らせください。

もし、残念ながら、これらのお約束に反する職員がおりましたら、遠慮なくお申し出ください。（院長、事務部総務課、聞聞ボックスまで）

全ての子どもとご家族に安全・安心の医療を24時間365日提供するため子どもの権利を明確にしてそれを尊重します。

1　子どもは病気や障害、年齢に関係なく人として大切にされ、医療を受けることができます。
2　子どもは医療を受ける場で最善の利益を得るように考えてもらう権利を有しています。
3　子どもが医療を受ける時にはできるだけ不安をなくすよう努め、安心安全な環境でこころやからだのケアを受けることができます。
4　子どもは入院するときもお父さんやお母さん、親の代わりになる人と出来うる限り一緒に過ごすことができます。
5　子どもは病気や治療について、年齢や理解力に合わせた方法で説明を受けることができま
す。
6　子どもは説明を受けたとき、自分の気持ちや希望や意見を言うことができます。希望通りに
ならなかった場合には説明してもらう権利があります。
7　子どもは病気や障害、経済力や能力などを理由に決して差別されず、こころやからだを傷つ
ける治療など全てのことに説明を受け、配慮され守られます。
8　子どもは自分の病気の事や知られたくないことについて、勝手に他の人に言われない権利があります。
9　子どもは病気の時にも年齢らしく遊んだり勉強する権利があります。
10 子どもが将来大人になっても病気や障害について継続して寄り添える医療やケアを考えて関係機関と連携し提示されます。
11 子どもは虐待、酷使、放任など不当と思われる環境にいると判断された場合、日常生活、福祉、医療において完全に守られる権利を有しています。

わたしたちが医療行為上知りえた個人のプライバシーは、必ず守ります。