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腹水濾過濃縮再静注法（CART）とは

腹水濾過濃縮再静注法（CART）とは、Cell-free and Concentrated Ascits Reinfusion Therapy:腹水濾過濃縮再静注法の略で、肝硬変やがんなどによって貯まった腹水（又は胸水）を濾過濃縮して、アルブミンなどの有用なタンパク成分を回収する治療法です。

詳しくはこちら（旭化成メディカルのホームページにて詳細がご覧になれます）腹水濾過濃縮再静注法（CART）について

CARTの効果

全身・栄養状態が改善し、体調が安定し、おなかの圧迫が一時的に軽減し、生活のしやすさが向上します。
（病状より効果は個人差があります）

当院でのCART治療を希望される方、医療機関の方へ

当院ではがん性腹水の方を対象にCART治療を行っています。
病状によって効果的に治療を行うため、現在当院以外の医療機関でがんの治療をされている方は、診療情報提供書をご用意の上で、ご受診頂くようになります。
対象は塩分制限や利尿剤などによる治療でも改善しない難治性腹水症の方となり、CART治療が適応かどうかを診察させて頂きます。
治療は、CART後に体調が問題ないか確認が必要なため、1泊２日の入院で行います。治療のご希望やお問い合わせは、まずは以下お電話、若しくは問い合わせメールにてご連絡ください。

費用について

CARTは対象の症状には保険が適応されます。 1回あたりの治療費は入院料など全てを含めて３割負担で約6～7万円 で 2週間に1度治療可能です。高額療養費の対象となりますので、1ヵ月の医療費が上限額を超える見込みの場合は、事前に限度額適用認定証を申請下さい。公費申請に関するご質問やお問い合わせは地域連携室相談窓口までご連絡ください。医療ソーシャルワーカーがお伺いします。

お電話での相談：地域連携室：086-252-5002（直通）

問い合わせメール：khg-qa@kohjin.ne.jp